豆パン屋アポロさんとの出会い |

以前から気になってはいたのですが、昨日カフェ南果のnanka-naraさんが書いた記事を拝見。タイミングよく今日仕事で近くに行く用事があり、意気揚々として足を運びました。
郡山駅から西へ伸びる道に入ると、そこは昭和の香り漂うレトロな街並み。モノクロの映画に出てきそうな風景を目にしながら、てくてくとと歩きます。うららかな春の陽射しが体にしみこんで気持ちものんびり。2分ほど歩いたところに、アポロさんを発見。メディアへの露出度の高さを全く感じさせない、こじんまりした佇まいです。懐かしい香りのする街並みにすっと溶け込む、そのさりげなさが印象に残りました。
中に入ると、ガラス張りの部屋の中でご主人がパン作りをしている様子が伺えます。中では、笑顔のステキな奥さまがおでむかえ。そしてアポロさんの主役、パンたちがずらり。「パンが並んでいる」というよりは、「パンがそこにいる」というかんじ。すました顔をして、でも「どうだ!」と言わんばかりの自信を持ってそれぞれの場所を陣取っているように見えます。
nanka-naraさんおすすめのドーナツに、“うずら豆入り赤ワインとチーズパン”、“アポロ豊作”、“アポロあんぱん”など、パンを選ぶ手が止まりません。時間があったので、店内でりんごジュースを頂いて帰りました。
家に帰ってまずはドーナツをぱくり。食べてみて正直驚きました。ベーグルのようなモチモチ感といい、むっと押し寄せるようなシナモンの香りといい、良い意味で全てが強烈なのです。小さな子供が、かわいいイタズラをして舌を出して笑っているような、そんなちゃめっ気を感じます。あまりのおいしさと楽しさに手が止まらず、一気に三つも食べてしまいました。
明日も仕事で郡山に行くので立ち寄ろうと思いましたが、残念ながら定休日のよう。また機会を見つけてぶらりと足を運ぼうと思います。