2010年 02月 19日
大阪・谷六のブーランジュリ『boulangerie gout(ブーランジュリー・グー)』。 |
訪れたのは、もう薄暗くなった18時頃。
次第に濃さを増す闇の中に、
ぽっかりと浮かび上がるかのような、明るい店内。
厨房では職人さんたちがきびきびと働き、
「カレーパン揚がりました!」と、出来立てパンを店内に運んでいます。
21時まで営業の『boulangerie gout』は、
08年のオープン以来、気になりながらも未訪問だった一軒。
かぐわしい焼き立てパンの香りを感じながら、パンを選びます。
バゲット。
大好きな、クラムむちむち系。
触れるとぺとぺと音を立てそうなほど、
スライスした面はしっとり。
何も塗らなくても十分、
いえ、塗るのがもったいないほど、
しっとり、むちむち、もちもち。
かなり好きな部類に入るバゲットです。
天然酵母と国産小麦の食パン。
天然酵母パンにありがちな酸味を感じさせない仕上がり。
繊細な発酵管理を感じさせます。
こちらも、むちむちと引きの強い弾力です。
口に入れる前から、いい香り。
豊かな風味が全面に出ていて、
噛みしめるほどに増していく甘み。
発酵や焼成によって、
小麦の旨みや甘みの幅が、
最大限までぐぐっと引き伸ばされています。
クロワッサン。
天然酵母で発酵させたクロワッサン。
層がさくっと音を立て、
ほろほろと繊細に砕け落ちます。
と同時に、リッチなバターの風味がふんわりと。
焼きの強さ、焼き上がりの食感、
風味のほわんと柔らかな広がり方。
これも、かなり好みです。
クイニーアマン。
こちらも、さくさくとした層の重なりが見事。
キャラメルの風味もほどよく、
甘じょっぱさも、それに合わせてか控えめ。
天然酵母のカンパーニュ くるみといちぢく。
ころんとした木の葉のようなフォルムと、
まるで葉脈のようなクープがキュート。
なだらかな傾斜のついた形ゆえ、
分厚いところとそうでないところ、
若干の焼き上がりの差が。
分厚いところはむっちりと、
薄めのところはむっちり、やや身の詰まった焼き上がり。
その差も、なんだか楽しいんです。
オリーブ&オリーブ。
もっちりとした白い生地の中にオリーブ。
プレーンな風味の生地が、
オリーブのしょっぱさと、ほんのりとした苦みを際立たせます。
白ワインが飲みたくなる味。
バジルペーストやアンチョビが載ったこちらも、
ワイン欲をそそります。
キャラスク。
表面に、ほろ苦いキャラメルとスライスアーモンド。
大人のラスクです。
どのパンも、独自の食感や口どけのよさが印象的。
明確な意図が感じられるパン作りをするオーナーは、
名門『青い麦』出身なのだとか。
今後も通いつめたいブーランジュリです。
■boulangerie gout(ブーランジュリー・グー)
06-6762-3040
大阪市中央区安堂寺町1-3-5
次第に濃さを増す闇の中に、
ぽっかりと浮かび上がるかのような、明るい店内。
厨房では職人さんたちがきびきびと働き、
「カレーパン揚がりました!」と、出来立てパンを店内に運んでいます。
21時まで営業の『boulangerie gout』は、
08年のオープン以来、気になりながらも未訪問だった一軒。
かぐわしい焼き立てパンの香りを感じながら、パンを選びます。
バゲット。
大好きな、クラムむちむち系。
触れるとぺとぺと音を立てそうなほど、
スライスした面はしっとり。
何も塗らなくても十分、
いえ、塗るのがもったいないほど、
しっとり、むちむち、もちもち。
かなり好きな部類に入るバゲットです。
天然酵母と国産小麦の食パン。
天然酵母パンにありがちな酸味を感じさせない仕上がり。
繊細な発酵管理を感じさせます。
こちらも、むちむちと引きの強い弾力です。
口に入れる前から、いい香り。
豊かな風味が全面に出ていて、
噛みしめるほどに増していく甘み。
発酵や焼成によって、
小麦の旨みや甘みの幅が、
最大限までぐぐっと引き伸ばされています。
クロワッサン。
天然酵母で発酵させたクロワッサン。
層がさくっと音を立て、
ほろほろと繊細に砕け落ちます。
と同時に、リッチなバターの風味がふんわりと。
焼きの強さ、焼き上がりの食感、
風味のほわんと柔らかな広がり方。
これも、かなり好みです。
クイニーアマン。
こちらも、さくさくとした層の重なりが見事。
キャラメルの風味もほどよく、
甘じょっぱさも、それに合わせてか控えめ。
天然酵母のカンパーニュ くるみといちぢく。
ころんとした木の葉のようなフォルムと、
まるで葉脈のようなクープがキュート。
なだらかな傾斜のついた形ゆえ、
分厚いところとそうでないところ、
若干の焼き上がりの差が。
分厚いところはむっちりと、
薄めのところはむっちり、やや身の詰まった焼き上がり。
その差も、なんだか楽しいんです。
オリーブ&オリーブ。
もっちりとした白い生地の中にオリーブ。
プレーンな風味の生地が、
オリーブのしょっぱさと、ほんのりとした苦みを際立たせます。
白ワインが飲みたくなる味。
バジルペーストやアンチョビが載ったこちらも、
ワイン欲をそそります。
キャラスク。
表面に、ほろ苦いキャラメルとスライスアーモンド。
大人のラスクです。
どのパンも、独自の食感や口どけのよさが印象的。
明確な意図が感じられるパン作りをするオーナーは、
名門『青い麦』出身なのだとか。
今後も通いつめたいブーランジュリです。
■boulangerie gout(ブーランジュリー・グー)
06-6762-3040
大阪市中央区安堂寺町1-3-5
by satsuki525sh
| 2010-02-19 14:11
| パン