2010年 02月 17日
大阪・阿波座のブーランジェリ『boulangerie labo ficelle(ブランジェリー・ラボ・フィセル)』。 |
レストランに卸していたパンが評判となり、
西長堀に実店舗をオープン、今月には阿波座に新店舗を構えた
『boulangerie labo ficelle(ブランジェリー・ラボ・フィセル)』。
ブログで翌日販売するパンを公表していて、
電話でお取り置きもお願いすることができます。
私もいくつか気になるものを予約して、
ようやく、初・ブランジェリー・ラボ・フィセル!
電話で、
「オリジン弁当さんを曲がって、まっすぐ行ったところです」
と聞いていたのですが、
角を曲がって先を見渡しても、らしきものが見えず……。
間違えたかと思った次の瞬間、
風に乗って、香ばしく柔らかい小麦の香りが。
間違いない!パンの、それも、期待できるパンの香りです。
店内には、工房から届いたばかりのパンがずらり。
バゲットやリュスティックなど、小麦の香りが生きるリーンなパンや、
ドライフルーツやナッツなどを練りこんだパンが主なラインナップです。
バゲット。
ライ麦から起こした液体天然酵母を使っているとのこと。
ぱりっと砕ける薄めのクラストと、むっちりとしたクラムの一体感が見事です。
小麦の香りも濃厚ながら、決して威圧的でなく、
女性的な優しさが漂っています。
クランベリーカボスホワイトチョコ。
もとはといえば、
ブログで見た、いよかんピールのミニ食パンが欲しくて、
予約の電話をしたんです。
でも、もう既に売り切れ。
そこで、ほかに柑橘系素材が入ったパンはないかを尋ね、
お取り置きをお願いしていたパンがこれ。
ぎっしりと入ったクランベリーから弾け出す、甘酸っぱさ。
自家製カボスピールのエレガントな酸味。
そのバランスが絶妙です。
いちじくとクルミのカンパーニュ。
ドライフィグが好き。
なので、イチジクものを見ると、必ず手が伸びます。
むっちりとした生地と、
いちじくのプチプチ感、クルミのカリカリと小気味いい食感。
主役が次々と交代するさまが楽しい。
クルミの香ばしさがしっかり効いています。
セミドライトマトチーズ。
金曜日限定のパンだそうです。
セミドライならではのほどよいジューシーさと、
凝縮された旨みが生きています。
アンチョビグリーンオリーブ バジル。
これ、とっても気に入りました。
がつんとアンチョビの塩気迫ってくるかんじではなく、
凝縮された発酵のうまみと塩気が、
そよ風のようにさりげなく、それでいて着実に届くかんじ。
アリコヴェール。
しっとり柔らかに炊かれたうぐいす豆入り。
かむごとに甘みがほどけ、
生地の小麦の甘みと混じりあいます。
クリームチーズパンプキン金時豆入り。
かぼちゃがマーブル状に練りこまれ、
断面がとてもきれいでした。
かぼちゃのナチュラルな甘みと、
クリームチーズの穏やかな風味がベストマッチ。
クラストがしっかりと張りを持ち、クラムはむちむち系。
食感はメリハリが利いて個性的ですが、
全体的に、香りの立ち方や副素材のアピールはとても穏やか。
これでもかというほど個性を強調するパンも魅力的ですが、
こうしてじわじわとおいしさの波が押し寄せるパンは、
食べていてほのぼのとした幸せに包まれます。
そして、
たとえば、クランベリーさつま芋ホワイトや
本葛いちじくレーズンジンジャー、
黒大豆きな粉ホワイトチョコ黒豆など、
和素材も巧みに取り入れながら、
独自のセンスで組み合わせるパンが豊富なことも、
心惹かれる理由の一つ。
また通いつめたいブーランジェリが増えました。
■boulangerie labo ficelle(ブランジェリー・ラボ・フィセル)
080-5705-0805
西区立売堀3-8-5(2010年2月移転オープン)
http://ameblo.jp/labo-ficelle/
西長堀に実店舗をオープン、今月には阿波座に新店舗を構えた
『boulangerie labo ficelle(ブランジェリー・ラボ・フィセル)』。
ブログで翌日販売するパンを公表していて、
電話でお取り置きもお願いすることができます。
私もいくつか気になるものを予約して、
ようやく、初・ブランジェリー・ラボ・フィセル!
電話で、
「オリジン弁当さんを曲がって、まっすぐ行ったところです」
と聞いていたのですが、
角を曲がって先を見渡しても、らしきものが見えず……。
間違えたかと思った次の瞬間、
風に乗って、香ばしく柔らかい小麦の香りが。
間違いない!パンの、それも、期待できるパンの香りです。
店内には、工房から届いたばかりのパンがずらり。
バゲットやリュスティックなど、小麦の香りが生きるリーンなパンや、
ドライフルーツやナッツなどを練りこんだパンが主なラインナップです。
バゲット。
ライ麦から起こした液体天然酵母を使っているとのこと。
ぱりっと砕ける薄めのクラストと、むっちりとしたクラムの一体感が見事です。
小麦の香りも濃厚ながら、決して威圧的でなく、
女性的な優しさが漂っています。
クランベリーカボスホワイトチョコ。
もとはといえば、
ブログで見た、いよかんピールのミニ食パンが欲しくて、
予約の電話をしたんです。
でも、もう既に売り切れ。
そこで、ほかに柑橘系素材が入ったパンはないかを尋ね、
お取り置きをお願いしていたパンがこれ。
ぎっしりと入ったクランベリーから弾け出す、甘酸っぱさ。
自家製カボスピールのエレガントな酸味。
そのバランスが絶妙です。
いちじくとクルミのカンパーニュ。
ドライフィグが好き。
なので、イチジクものを見ると、必ず手が伸びます。
むっちりとした生地と、
いちじくのプチプチ感、クルミのカリカリと小気味いい食感。
主役が次々と交代するさまが楽しい。
クルミの香ばしさがしっかり効いています。
セミドライトマトチーズ。
金曜日限定のパンだそうです。
セミドライならではのほどよいジューシーさと、
凝縮された旨みが生きています。
アンチョビグリーンオリーブ バジル。
これ、とっても気に入りました。
がつんとアンチョビの塩気迫ってくるかんじではなく、
凝縮された発酵のうまみと塩気が、
そよ風のようにさりげなく、それでいて着実に届くかんじ。
アリコヴェール。
しっとり柔らかに炊かれたうぐいす豆入り。
かむごとに甘みがほどけ、
生地の小麦の甘みと混じりあいます。
クリームチーズパンプキン金時豆入り。
かぼちゃがマーブル状に練りこまれ、
断面がとてもきれいでした。
かぼちゃのナチュラルな甘みと、
クリームチーズの穏やかな風味がベストマッチ。
クラストがしっかりと張りを持ち、クラムはむちむち系。
食感はメリハリが利いて個性的ですが、
全体的に、香りの立ち方や副素材のアピールはとても穏やか。
これでもかというほど個性を強調するパンも魅力的ですが、
こうしてじわじわとおいしさの波が押し寄せるパンは、
食べていてほのぼのとした幸せに包まれます。
そして、
たとえば、クランベリーさつま芋ホワイトや
本葛いちじくレーズンジンジャー、
黒大豆きな粉ホワイトチョコ黒豆など、
和素材も巧みに取り入れながら、
独自のセンスで組み合わせるパンが豊富なことも、
心惹かれる理由の一つ。
また通いつめたいブーランジェリが増えました。
■boulangerie labo ficelle(ブランジェリー・ラボ・フィセル)
080-5705-0805
西区立売堀3-8-5(2010年2月移転オープン)
http://ameblo.jp/labo-ficelle/
by satsuki525sh
| 2010-02-17 15:41
| パン